「本を読むことは大事だと思ってるけど、苦手」や「時間がかかちゃって、読むことに時間が割けない」という人は多いでしょう。
実は、私も10代の頃は本を読むのが苦手で正直嫌いでした。
しかし、ある本がきっかけで読むことが好きになり今では年間100冊弱は読むまでになりました。
そんな私の効率的かつ効果的な本の読み方を今回はご紹介いたします。
※注意:今回のブログでいう「本」とは、ビジネス書や自己啓発系など生産性のあげる「本」のことを差しています。
本は読むものではない!
まずは最初にお伝えしたいことは「本は読むものではない」です。
「さっそく頭のおかしなことを書いてるぞ。このブログは読むのやめよ。」と思った方、
ちょっと待って!!
そう思った方こそ、今回のブログをぜひ読んでいただきたいです。
さて、皆さん。我々はなぜ、本を読むのでしょうか?
我々が本を読む目的は何なのでしょうか?
はい。我々が本を読む目的は「成果を得るために必要な行動を明らかにすること」です。
例えば「幸せになりたい」と言う人がいたら、
- どう行動すれば幸せを感じやすくなるのか
- どう考え方を習慣にすれば、幸せを感じやすくなるのか
など、具体的なアクションを明確にすることが本を読む目的です。
「本を読むのが苦手」と言う方は、本を最初から隅から隅まで読もうとしてはいないでしょうか?
私も本が苦手だった10代の頃は、いつの間にか「本を読むこと」または「本を読み切ること」が目的になってしまい、隅から隅まで丁寧に読まないといけないという謎の固定観念に縛られていました。
その結果、読むことが億劫になってしまい「本苦手だ」という思考になり、結果何も解決しないまま、そっと本棚に本をしまう日々でした。
極論を言ってしまえば、すでにあなたの頭の中にすべて知識が入っていて行動できてしまえば、本なんて読む必要はありません。
しかし、我々は神様や天才ではなく「問題や課題が抱えそれを解決するための行動を明らかにするため」に本を読むのです。
つまり「本を読む」はあくまで手段。まずはそのことを忘れないようにしましょう。
その本にあなたがほしい情報はありますか?
では、いよいよ「効率の良い本の読み方」についてご説明します。
まずは、本を読む前の段階。
「その本を買うかどうか選ぶ方法」です。
これがわかれば「今のあなたにとって適切な本なのか」がわかり、時間の節約そして無駄に本を買うこともなくなり無駄な出費も抑えられるので、とても大切です。
買うかどうか選ぶ方法は下記の通りです。
- 解決したいことは何か?
- それを解決するために、この本は具体的にどのように役立つのか?
- ”2”を踏まえて、この本は投資額に見合うのか?
それぞれ詳しく見ていきましよう。
解決したいことは何か?
まずは「あなたが解決したいことは何か?」を、改めて明確にしてください。
「プレゼンが上手くなりたい」「円滑なコミュニケーションを取れるようになりたい」など、あなたが解決したいと思っていることを紙やメモに箇条書きにし、把握しましょう。
それを解決するために、この本は具体的にどのように役立つのか?
この方法は、Amazonレビューや最近ではネットやKindleなどでもサンプルで目次などが読めたり、あとはYouTubeでも本をまとめている動画もあったりするので、購入前に調べると良いと思います。
”2”を踏まえて、この本は投資額に見合うのか?
”2”を踏まえた上で、「あっ、これ役に立ちそうだ」と思えば買えばいいし「微妙そう」と思ったら購入をやめ、別のより役に立ちそうな本を探した方が良いでしょう。
全部読まずにピックアップしていく
それでは、いよいよお目当ての本を購入できたとし「本の読み方のコツ」をお伝えします。
まず、すでに上のトピックでも軽く触れましたが、皆さんはビジネス書や自己啓発系の本を隅から隅まで読もうとしていませんか?
大事なので何度も書きますが、本を読むことはあくまで手段です。
なので、全部読む必要はなく、あなたが必要としている情報だけをピックアップして読みましょう。
ピックアップ方法は下記の通りです。
- あなたの得たい情報を付箋に書き出す
- 得たい情報を見ながら、目次を読む
- 得たい情報に関連しそうな章や項目をマーカーで引く
- マーカーで引いたページのみを読む
- 読んだ箇所で、必要なことだけを書き出しまとめる
以上が、最も生産性の高い本を読み方です。
そして、ここでのポイントは、
あなたが必要としている情報1つでも手に入れられれば100点満点としましょう!
本は大体、一冊数百ページが風ですが、その中で大切なことが書かれている箇所は5〜10%と言われています。
その中で1つでも得たい情報が手に入れば御の字だと私は思っています。
また何度も言いますが、「本を読む」目的は、「成果を得るために必要な行動を明らかにすること」なので、ピックアップ方法の”1”がとても重要です。
なぜなら、あらかじめ得たい情報を書き出し明確にしておくことで、目的の「必要な行動」を意識しながら読むことになるからです。
この”1”を怠ると、手段である「読むこと」がいつの間にか目的になってしまい、時間も得たい情報も得られないまま、結果費用対効果が悪くなってしまいます。
そうならないためにも、この順番通りに本を読むことをオススメします。
まとめ
いかがだったでしょうか?
人はよく言います。
「成功者は読書家が多い」と。
私も色んな本を読んできましたが、ずっと本を読むだけで、ある時「読んで満足してしまい何も変わってない」ことに気づき、読み方について勉強しました。
そして、読み方を変えてからは少しずつではありますが、本で得たい情報が自分の血となり肉となり役立てられるようになっています。
そして今では、本によって数ページしか読まないこともあります。
「本を読むこと」が目的で、それがクセになっていた私にとっては最初は抵抗がありましたが、今ではただ目的もなく読むほうが時間がもったいないと思えるようになりました。
有限的の時間の中で、いかに効率良く最高の結果を出せるかがとても大切だと思います。
人は誰しも忙しいので、その中で成長や結果を残していくためには、効率の良い方法で勉強し実践していくしかありません。
本に対して苦手意識がある方や読むのが遅いと感じる方のお役に立てれば幸いです。
「本の読み方」などの悩みや疑問・質問などご自由にコメント欄に投稿してください。(コメント欄はこの記事の最下部です)
※いただいたコメントは全て拝見し真剣に回答させていただきます。
コメント