「自分にもっと自信があったら…。」「自分に自信が持てない」と悩む人は少なくないでしょう。
私も大学時代や社会人2年目くらいまで自信が持てず、すごく辛い経験をしたので自信の持てず辛い気持ちになる人のことがよくわかります。
そんな私でも、今は自分に自信を持つことができすごく生きやすくなりました。
今回はそんな私が、どうやって自信を身につけたのか?について、紹介します。
自信の身につけ方
それでは、さっそく私がどのように自信をつけていったのか、また私の周りの自信がある人たちがどういう特徴を持っているのかも含めて、「自信の身につけ方」についてご紹介します。
小さな成功体験を積む。
まずは「小さな成功体験を積む」です。
これは、成功体験であれば何でも良いと思います。
例えば、私はもともと「読書」が嫌いでしたが、あることをきっかけに習慣にすることができ「続けられた自分」にとても自信がつきました。
また俳優業で言えば、「練習でうまくいったこと」や「ダンスのレッスンである部分だけはうまく踊れた」など、そんな小さいことでもいいのです。
ダンスが苦手な人であれば、ダンスのレッスンはなかなか行く気になれないでしょう。
そんな人は「今日、ダンスのレッスンに行った」だけで大きな一歩。4日続けられたら「3日坊主にならなかった」という成功体験になります。
小さな成功体験の”小さな”は、本当に小さいことでいいのです。
小さな成功体験を積むことで大きな成功体験を掴み取り、あなたに確固たる自信が身につくのです。
他人と自分を比べない。比べるのは、昨日の自分。
自信がない人の特徴として、「他人と比べる人」が多いです。
私も俳優業をやっているので、特に20代前半の頃は自分よりも優れている人を目の当たりにし、よく落ち込んだりしていました。
しかし、これは絶対にやってはいけないこと。
上には上がいて、他人と比べることにキリはありません。
また、大抵あなたが自分と比べているのは身近な人で、それは井の中の蛙です。
大切なのは、他人では「昨日の自分」よりも成長しているかどうかです。
「昨日の自分」をよりも「今の自分」比較するのです。
周りはどうでもいいです。自分に集中してください。
また、他人と比べても意味のない理由として、他の人誰一人も持っていないあなただけの素晴らしい才能や長所が必ずあります。
あなたが気づいていないだけで、誰しもが必ず持っているのです。
つまり皆それぞれに素晴らしい才能を比べても意味がありません。
大切なのでもう一度言います。比べるべきは「昨日の自分」です。
常に「過去の自分」と戦ってください。
自信があるフリをする。
ホスト界の帝王ローランドの名言でこんな言葉があります。
「自信のあるフリでいい。自信のあるフリを頑張ってやってごらん。」
この言葉は、とても真意をついていると思います。
たまに「君なら大丈夫!自信を持って!」と励ましている人を見かけますが、そんなんで自信がついたら苦労しません。
また、無理に自信を持とうとすると気負い過ぎてしまい、「自信持とうと思っても、出てこない。ああ、どうしよう…」とさらに自信がなくなり、負の連鎖に陥ってしまいます。
そんな時は開き直って「自信のない自分」を素直に受け入れてしまいましょう。
その上で、じゃあ「自信のある人」ってどんな言動をしているのだろうと考えてみます。
- 姿勢が良い
- いつも笑顔でポジティブ思考
- 動作をゆっくり大きくしてみる
- ゆっくりしゃべってみる
などなど。
これは、卵か先か鶏が先かの違いです。
私も俳優という職業柄、大学を卒業してからプロとして「常に見られている」ということを意識し始め、美しく見せるために姿勢をよくしたり笑顔を絶やさないようにしていたりとしていました。
なので、思い返してみると自信がついたのが先か自信をつくフリが先かよくわかりません。
ただ言えるのは、今でも姿勢を悪くしたり笑顔が少ないと感じる時は、ネガティブな感情が多くなる気がします。
脳科学的にも、姿勢をよくすると”セロトニン”いわゆる”落ち着きホルモン”が分泌され、精神の安定や安心感や平常心になりやすいそうです。
そういった意味でも、まずは「自信のあるフリ」を習慣化することも、自信をつける意味では、大切だと思います。
失敗は失敗ではない。本当の失敗は、自分に負けること。
人間誰しも失敗すると落ち込みますよね。
「仕事で失敗してしまった。」「自分のせいで人に迷惑をかけてしまった。」
しかし、我々がよく思う失敗は本当に失敗でしょうか?
私自身も20代の頃は、小さな失敗でもすぐに落ち込んでいました。
本番で声が裏返ってしまった。歌詞を忘れてしまった。振りを間違えてしまった。
失敗を思い返せばキリがありません。
しかし大切なのは、失敗をしてしまった後にどういう行動をとるかが大切です。
失敗で落ち込み、そのままにして改善しなければ本当に失敗で終わってしまいます。
しかし、その失敗を反省し、学び、次に活かすことができれば、あなたは成功になるのです。
月並みですが、発明家のトーマス・エジソンも「私は失敗したことがない。 ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」という言葉を残しています。
私は「本当の失敗とは、自分に負けることだ」と思っています。
自分に負けるとは、失敗したことをいつまでも嘆き、落ち込み何も改善しないことです。
またここで、精神論だけでなく、心理学の面からも失敗を失敗で終わらせないアプローチ方法をご紹介します。
その方法とは、”リフレーミング”という方法です。
リフレーミングとは、「物事の捉え方を変え、別の枠組みで捉え直すこと」を言います。
例えば、あなたが何かで失敗したら、「失敗した!でも、そこから学びを得られて更に成長できる!ラッキー!」と一見ネガティブなことでもポジティブに捉える方法です。
馬鹿馬鹿しいと思うかもしれませんが、何事も表裏一体。
これを続けていくと、どんなネガティブなことでもポジティブに変えられないかと考える習慣が身につきます。
失敗は失敗ではない。私自身も大切にしていることです。
自信がある人たちの側にいる。
続いては「自信のある人の側にいる」です。
31歳で億万長者になったジム・ローンの言葉でこんな言葉があります。
「あなたは、最も一緒に過ごす時間の長い5人の平均になる。」
この言葉は脳科学的にも正しく、人間の脳にはミラーニューロンという機能が備わっており、人間は他者の行動を見て、自分が行動したかのように脳内が反応するようになっています。
あなたも、友人が落ち込み重たい空気を出していたら、自分も落ち込んできてしまったという経験はあるでしょう。
つまり、自信がない人の周りにいつもいればあなたもどんどん自信がなくなっていき、逆に自信がある人が周りにいつもいればあなたも自信が湧いてくるのです。
もし、あなたが本気で変わりたいと思って、自信のある人たちの中へ飛び込んだら、最初は辛いと思います。
なぜなら、今までの環境に慣れていて違う刺激があなたに加わりあなたの心に負荷がかかるからです。
それは大抵、他人と自分を比べているために起こります。
上でも述べた様に、他人と比べず一歩踏み出したことを成功としましょう。
最初は苦しいかもしれませんが、せっかくの環境手放さない様食らいつきましょう。
少しずつあなたの中に、彼らの習慣が入ってきて必ずあなたにも自信がついてきます。
どんな自信家でも「怖い」ことがあると知る。
最後は「どんな自信家でも「怖い」ことがあると知る。」をお話しします。
私も色んな俳優さんや成功者の方ともお話しさせていただきましたが、彼らと話していく中でどんな方でも「怖い」と思うことはあるということに気がつきました。
誰でも多かれ少なかれプレッシャーを感じながら、そして我々と同じ様に失敗やミスもします。
しかし、彼らの凄いところは、失敗やミスさえも楽しんでやっているところにあります。
もちろん自信があるから失敗やミスも楽しめると言えばそれまでですが、楽しめなくても、まずは成功する自分も失敗する自分も両方受け入れるところから始めてみるといいかなと思います。
人間誰しも失敗します。どんなに準備万端でも失敗してしまう時はあります。
「失敗を受け入れる」=「怖いと思う自分を受け入れる」ことだと思います。
どんな自信家でも、失敗したり、怖いと思ったり、落ち込むこともあります。
まずはそんな自分を受け入れてあげる。
それができて初めて「自分を信じる」=「自信」に繋がるんじゃないかと私は思います。
まとめ
今回は「自信の身につけ方」についてでしたが、いかがだったでしょうか?
私自身、年に100回以上舞台に立ってきましたが、最初の頃は舞台に立ちながらもなかなか自分に自信が持てず、苦しい日々を過ごしました。
それでも、成功体験などを少しずつ積み重ねていき、今では失敗も楽しめる様になってきました。
自分もまだまだ成長過程ですが、自信がなくて辛い思いをしている人の助けになったらいいなと思い、書きました。
自信はすぐにつくものではありません。
ぜひあなたには、自信がつく過程も楽しみながら、自信をつけていってほしいなと思います。
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